LAYERTEC
概要と強み
LAYERTEC社は、1990年にフリードリヒ・シラー大学イエナ校のスピンオフとして設立されました。東ドイツの政変後、同大学から初めてスピンオフした企業であり、創業者ハルトムート・ハイヤーは、光学用途の酸化物コーティング製造のためのスパッタリング技術に長年携わっていました。特に、ドレスデンのマンフレッド・フォン・アーデンネ研究所の新しいPPS5マグネトロン・スパッタ・ソースが開発の基礎となりました。
LAYERTECは、VUV（130nm）からNIR（～7μm）までの広波長範囲において、レーザーアプリケーション用の最高品質の光学部品を製造しています。設立当初から、その製品は世界中の産業界、大学、研究機関で使用され、近年のレーザー技術の重要な開発を支えてきました。
同社の強みは、高精度光学部品製造と多様な先進コーティングシステム（マグネトロンおよびイオンビームスパッタリング、熱蒸着、イオンアシスト電子ビーム蒸着）を組み合わせている点です。この独自の組み合わせにより、研削、研磨、洗浄から最終コーティングまで、製造工程全体を通して光学部品の品質を管理し、保証することができます。
現在、LAYERTECは400人以上の従業員を擁し、40台の最新鋭コーティング装置を稼働させています。多様なコーティング技術により、スパッタリングや蒸着コーティング、フッ化物や酸化物、誘電体や金属を使用して、VUVからNIRまでの全波長範囲をカバーすることが可能です。これらの装置の能力により、大口顧客向けのシリーズ製品から、研究機関向けの少量生産品、研究開発用のプロトタイプまで、魅力的な価格で生産できることが強みです。
