DIAS Infrared GmbH
概要と強み
DIAS Infrared GmbHは、工業用温度計測の分野で高精度な製品とソリューションを提供するドイツの企業です。1992年にドレスデンに設立され、60名以上の優秀な従業員を擁しています。ドイツ国内のドレスデン、マクデブルク、ザールフェルトに拠点を持ち、最高の品質基準に従って赤外線カメラ、赤外線ラインカメラ、パイロメーター、ブラックボディ、赤外線センサーを開発・製造しています。また、測定データを表示・処理するためのオーダーメイドソフトウェアも直接提供しています。
同社の強みは、開発、製造、販売、サービスを一元化している点です。顧客に対して個別かつ専門的なアドバイス、サービス、設置を提供し、用途に特化した個別のシステム・ソリューションとサービスは顧客からの信頼が厚いです。赤外線測定技術分野で長年の経験を持つ優秀なスタッフも同社の大きな財産です。
製品の応用分野は多岐にわたり、金属加工、ガラス加工、研究開発、交通管理、火災監視といった工業プロセス測定だけでなく、医療、食品産業、競走馬のドーピング検査といったニッチな分野でも活用されています。シンプルな高温計から複雑なサーモグラフィまで、世界的にユニークな製品群を誇ります。DIASの赤外線検出器は、パイロメーターやカメラに加えて、ガス分析や分光分析用の装置やシステムにも使用されています。
DIAS Infrared GmbHはドレスデン工科大学と密接に協力し、AMA Association for Sensor Technology and Measurement Technology e.V.のメンバーでもあります。また、長年にわたりISO9001の認証を取得しており、品質への意識が高いことが伺えます。さらに、北米での事業展開を強化するため、2012年にマサチューセッツ州に完全子会社であるDIAS Infrared Corp.を設立し、北米事業を統括しています。非接触温度計測技術における高い専門性と幅広い対応力が同社の強みと言えるでしょう。
