Delong instruments
概要と強み
デロングインスツルメンツ社は、1992年以来、電子光学、マイクロおよびナノテクノロジーの分野で活躍しているチェコの会社です。同社は、低電圧透過電子顕微鏡（LVEM）とショットキー電子銃（DIGUN）を世界中の科学者に提供しています。また、ユニークな顧客ソリューションとOEMソリューション、そして顧客の要望に応じたカスタマイズされた特別なコンポーネントが高く評価されています。
この会社は、チェコスロバキアにおける電子顕微鏡の創始者であるアルミン・デロン教授（1925年～2017年）のビジョンに基づいて設立されました。教授は1948年にチェコスロバキア初の電子顕微鏡開発チームの一員であり、その卓上電子顕微鏡は1958年のブリュッセル万博で金メダルを獲得し、世界で最も多く生産された電子顕微鏡の一つとなりました。
アルミン・デロン教授は、全ての科学者が日常的に透過型電子顕微鏡を使用し、研究対象の深部を観察できるべきだと考え、手頃な価格の透過型電子顕微鏡の開発をライフワークとしました。デロングインスツルメンツ社は、教授の名前だけでなく、そのビジョンも共有しており、通常の研究室に収まる小型透過電子顕微鏡を開発・製造することで、世界中の科学者チームが日々TEMを研究に使用できるように努めています。
同社の強みは、長年の電子光学とマイクロ・ナノテクノロジーにおける専門知識、顧客のニーズに合わせたカスタマイズされたソリューションの提供、そして電子顕微鏡のパイオニアであるアルミン・デロン教授の革新的なビジョンを受け継ぎ、小型で手頃な価格の透過型電子顕微鏡を開発し続けている点にあると言えるでしょう。
