ダイヤモンド真空ウインドウは、熱機械的ストレスが少なく、幅広い動作温度に最適化されたダイヤモンドと金属のハーメチックジョイントを用いて、UHVコンフラット真空フランジに組み込まれています。可視、赤外、テラヘルツ、マイクロ波領域をカバーする卓越した分光透過性は、シンクロトロンのビームラインや宇宙空間での分光システムなど、マルチスペクトラルなアプリケーションに最適です。
仕様とオプション
最大75mmのフリー有効径 (標準:20mm) | |
200~250℃でのベークが可能(標準的なウィンドウ) | |
干渉振動を抑制するためのウェッジ。 ウェッジ角度:0~1°(標準値:0.5°) |
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ご要望に応じてARコーティング | |
1×10-10atm-cc/sec |
CO2レーザーシステムの出射ウィンドウは、従来ZnSeで構成されていました。しかし、高出力時には、ZnSeの残留吸収により熱レンズが形成され、ビーム品質やレーザーフォーカスの位置に大きな影響を与えていました。そのため、CVDダイヤモンドレーザーウインドウが重要視されています。この材料は、高い熱伝導率、低いdn/dT、優れた赤外透過性により、レーザービームに影響を与えることなく、より高い出力レベルに対応することができます。
仕様とオプション
透過型窓(拡散冷却型スラブレーザなど)または部分反射ミラー(ガスフローレーザ)など | |
波長633nmの干渉縞の数による波面の歪みまたは表面の平坦度 | |
「レーザーグレード」低吸収CVDダイヤモンド | |
0.3~1.2mm | |
非コーティングまたはAR/AR | |
最大50mm, 長方形, 円形, 楕円形 |
高出力のジャイロトロン管で生成されたマイクロ波ビームは磁気的に閉じ込められた核融合炉のプラズマを加熱するために使用されています。1MW cwを超える出力レベルが実証されております。ジャイロトロン管やマイクロ波伝送路の重要な構成要素であるダイヤモンドウインドウは、このような高出力密度に対応することができます。フラウンホーファーIAFとDiamond Materials社は、非常に低い誘電損失を持つ大面積のウィンドウの製造を実証しました。これらのウィンドウは、FZKカールスルーエをはじめとする大電力アプリケーションに次々と採用されています。
仕様とオプション
「誘電体グレード」,ロスタンジェント<10-5, 熱伝導率>1800W/mK |
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両面研磨 | |
3インチまたは80mm, その他サイズは要相談 | |
0.3~1.8mm, 完全な厚みの均一性 |