Chromacity社の光パラメトリック発振器(赤外線OPO)は、高出力で広い波長範囲の光を提供します。
特に「Chromacity Auskerry」はFTIR分光計と組み合わせることで、化学物質の特性をリアルタイムかつ高解像度で分析できます。例えば、メタンやエタンなどのガスを1回の測定で詳細に調べることが可能です。さらに、100m以上離れた場所でも正確にガスを検出できます。
また、「Chromacity Haskeir」は、4.5~12µmの波長範囲に対応し、薬品や化学物質(VXやサリン、アスピリンなど)を識別できます。この技術は、複雑な有機化合物の特性を分析するのに役立ちます。
▪ 光パラメトリック発振器 (OPO) の特徴
・ 調整可能なレーザー光源: 短波長から長波長まで、広範囲の赤外線(IR)波長領域に対応。
・ 主力製品
・ Chromacity Auskerry: 1.4 µm ~ 4.2 µm (7150 cm⁻¹~2400 cm⁻¹) の調整可能な波長を生成。
・ Chromacity Haskeir: 4.5 µm ~ 12 µm (2200 cm⁻¹~850 cm⁻¹) の長波長領域で動作する新世代のOPO。
▪ 技術的利点
・ 統合設計:ピコ秒OPOは光学ヘッドに完全統合され、フットプリントを削減。
・ 光ポンピング技術:高出力Chromacity 1040を使用。
・ ファイバー伝送:優れた安定性と産業用アプリケーション向けのOEM統合を実現。
・ リモートインストール:超高速OPOを遠隔で設定可能な初のレーザーメーカー。
▪ 特許技術
・ 製造・設計プロセスに基づくドロップシップおよびプラグアンドプレイ機能。
・ 堅牢性とコストパフォーマンスに優れたシステムを提供。
▪ 名称の由来
・ スコットランドの灯台にちなんだ製品名で、光を活用して科学研究や社会への貢献を象徴。
・ 灯台と同様に、OPO技術で人々や環境の保護を目指す。
※ 音声はありません